年収でキャッシング限度額は変わりますか?

お金を貸す側から見れば、少しでも信用できる相手に貸したいと思うのは当然ですね。しかし、初対面の相手がどの程度信用できるかなんて、なかなか分からないものです。借りる側も、初対面の金融機関の人に自分を信用してもらうのは、なかなか大変だと思います。しかし、相手の信用度を測るアイテムは何点かあります。一つは職業や年齢などの社会的地位、もう一つは年収です。

年収は、数字ですから金融機関から見れば一番分かりやすい信用の尺度です。年収や職業などを見て相手の信用度を審査し銀行などはローンの限度額や金利を決めます。限度額は各銀行の金融商品によって幅があります。

それでは消費者金融は、どうでしょうか?当然、相手の職業や年収は大切ですが、銀行とは少し違い、法律の規制がかかってきます。それは、消費者金融は顧客に年収の三分の一までしか融資できない規制で、「総量規制」と呼ばれるものです。

総量規制は、法律でハッキリと規制されているものなので、消費者金融がどんなにお金を貸したいと思う相手に対してでも適用され、限度額が抑えられてしまいます。これは、一昔前の闇金やグレーゾーン金利で利息を取りまくった消費者金融の貸し過ぎを抑えるものなので、どうしようもありません。

消費者金融の貸付限度額をアップするには年収アップが必須条件となるのです。消費者金融からキャッシングする、いわゆる無担保ローンは過去の重い十字架を背負って営業しているといっても過言ではありませんね。

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