財産のある老人とキャッシングに頼る若者、どちらが弱者だろうか

山口県在住 K.Wさん(32歳)
最近インターネットで面白い画像が出回っていました。私はそれを見ていろんな人とネタにして話すようにしていますが、皆さんはどう思ったんでしょうか?

実はその出回っていた画像というのが、ある電車の優先座席をめぐってどちらが座るべきか?問いかけるものになっていました。一人は非正規社員でフリーターの20代男性、そしてもう一人が財産を持って年金をもらっている80代の男性です。実際にはあと二人出ていたのですが、簡略化します。

そして「さて、どちらが弱者でしょうか?」と言うのです。一般的には80歳男性に優先座席を譲るべきなのでしょうが、その80代男性はお金も持っているし資産もある。しかし一方の若者はお金もなくて、薄給で働いて疲れている、どちらが座るべきか?と問いかけるものです。

確かにこれは非常に示唆的だと思います。おそらくそのアルバイトの男性というのはキャッシングも利用しているでしょう。逆に80代の男性はキャッシングとは何か、それすらも知らないでしょうし知る必要もなく生きてきたと思います。

キャッシングすらも必要に応じて使わないといけないくらい、生活に困窮している若者が、果たして老人に席を譲るべきなのでしょうか?まぁ身体的には譲ったほうがいいのですが、その他の部分で若者が老人に譲るのではなく、老人が若者にいろんな物を譲らないといけない時が来ているのでしょう。

私も仕事をしていていつも思うのが、若いうちに転職していく若者たちです。実際に転職しても給料は上がりません。しかしそのままの仕事をしていたとしても、上が詰まっていて出世しないこともまた、目に見えているのです。

そういう苦しい中、キャッシングとは何かも知らないで平凡に生きている老人のために私たちは何かをしてあげるべきなのでしょうか。非常に難しいテーマをインターネットの一枚の画像が投げかけていたんじゃないでしょうか。

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